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小説 ほな、また9.異常な空間と当たり前な空間3

(これは小説です)

9.異常な空間と当たり前な空間3

2人で出かける日、アイツが施設に迎えに来てくれた。
他の入所者の珍しいモノを見るような視線を感じながら、
私はアイツに抱えられて車の助手席に座った。
アイツが車椅子をトランクに入れて、車が走り出すまで
視線はこちらに向けられていた。

ボランティアとは違う人が迎えに来て、車で出かけて行く
ことは、この施設では珍しいことだった。
「普通に友達と出かけてるだけやのになぁ…」
私は、運転しているアイツに呟いた。
「気にせんでええやん」
アイツは、何でもなく返してきた。

繁華街に着いて、ある洋服屋さんに入ると、“あっ!、あの人!”
と言う感じで店員さんが笑顔で近づいて来て、アイツに言った。
「今日は、妹さんですか…?」
アイツにいるのは“お姉さん”と知っていた私は、その言葉に
違和感を感じた。

「なぁ…、“今日は妹さんって何…?」
私は、小さくアイツに聞いた。
「まあまあ…、今日は服買ってあげるから…、好きなん
選んで!」
『そんな人を連れて来てるお店に私も連れて来るって…!』
アイツの態度にのどまで出かけた言葉を私は飲み込んだ。
『私がそんなこと言うのもおかしいよな…、私、友達やし…』
そんな思いに先導されて、私は好きな服を選び続けた。

-“異常な空間と当たり前な空間”4へ続く-











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