忍者ブログ

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新CM

最新記事

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

[404]  [403]  [402]  [401]  [400]  [399]  [398]  [397]  [396]  [395]  [394

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

小説 ほな、また8.公衆電話と白い車5

(これは小説です)

8.公衆電話と白い車5

いつの間にか私達は、アイツの車で外出するようになっていた。
外出届けの同伴者の欄にはアイツの名前を書いて提出した。
時々、後輩や高校生の時に劇の脚本を作った彼がアイツと一緒に
来て、一緒に出掛けることもあった。
そんな時も外出届けの同伴者はアイツの名前だった。
「また彼氏とデート…?」
詰め所に外出届けをもらいに行くとよく聞かれた。
「うん、かな…?」
私は時々、、わざとその問いを本当のことのようにしてみた。

アイツと電車に乗って出掛けたある日、駅で高校生の時の先生に
声をかけられた。
「何してんの…?」
「えっ、買い物」
アイツがサラリと応えた後、先生は私達に向かって言った。
「あんたら、まだやってんの」
「えっ、何が…?」
「だって、あんたらいつも連んでたやん!、付き合ってんの…?」
「えっ、何が…?」
アイツはごまかすためか、同じ言葉を繰り返し、私は久しぶりに
会った先生の無神経な問いに心で応えた。
『もう、ふられてるって!』

-“公衆電話と白い車”終わり-














PR


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne