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小説 ほな、また7.ギターとみかん2

(これは小説です)

7.ギターとみかん2

毎年、卒業式前になると高等部では、“卒業生を送る会”という
イベントが行われる。
“送る会”では在校生は卒業生を送る意味で、卒業生は在校生への
お礼の意味で、学年ごとにそれぞれ出し物をすることになっていた。

去年までは送る立場だった私達は、今年は卒業生…、とうとうお礼の
出し物をする立場になった。

「何か提案はありますか…?」
司会者の問いかけに寸劇やその他の提案もあったが、話し合いの結果、
誰かがギターで伴奏して、みんなで歌を歌うことになった。
「べたやなぁ…」
賛成はしたものの、私は思わず机に向かって呟いた。
「それでは、次は、伴奏をする人を決めます!」
司会者は、私の呟きをよそに次の議題へと進んだ。
「ギター、ひける人はいますか…?」
再びの司会者の問いかけに、アイツがスッと手を挙げた。
『えっ…?、そう言えば、寄宿舎の先生に教えてもらってたな』
歌の伴奏者は、賛成多数でアイツに決まった。

『かっこいいしな…!』私は、ギターを教えてもらってる時のアイツの姿を
思い出した。

「ギターの練習、付き合ってな!」
2人で寄宿舎へと帰る時、アイツが言った言葉に、私はちょっとドキッとした。

-“ギターとみかん”3へ続く-













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