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小説 ほな、また4.恋と小さな嘘3

4.恋と小さな嘘3

バレンタインの2日前、青いマフラーは、いい感じに編めていた。
『長さはこんなもんやけど…』
私が知っていた編み方は、形になった毛糸がクルクルっと丸まる
編み方だった。
『やっぱり…』途中から思っていたが、“バレンタイン”は迫っている…、
別の編み方を覚える余裕はなかった。
『編み上がったら長さで広がって大丈夫になる』“希望”を持ってそのまま
編み続けてきた。

『クルクルやなぁ…』私は考えて…、マフラーを縦に2つに折って閉じ
ようと考えた。
『そしたら変じゃないし…、閉じるのは、鉤針で…、私、鉤針使えへん…』
私は、寄宿舎の先生に相談した。

「ん~、確かに丸まるもんなぁ…」
「もうちょっとで出来上がりやったのに!」
「でも、ここまで一人で編み上げたんやろ!、すごいやん…!、閉じるのは
手伝ってあげる…!」
先生は言ってくれたが、自分で相談したのに、ここからは先生に手伝って
もらい、最後の仕上げを自分の手で出来ないのが何だか“悔しい”と思った。

-“恋と小さな嘘”4へ続く-











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