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小説 ほな、また4.恋と小さな嘘1

(これは小説です)

4.恋と小さな嘘1

バレンタインが近づいて来た。
私は、“アイツの好きな青い色のマフラー”を編んで贈ることにした。

『もう、あんまり日がないなぁ』
友達と買い物に行った時に、“青色の毛糸玉”を幾つかと“編み棒を”買って来た。

私でも出来る編み方は幼い頃に教えてもらっていた。
教えてくれたのは、この寄宿舎を卒業して行った先輩達…。
障害を持っていても、それぞれに出来る編み方があることを先輩達は
教えてくれた。
自分の編み方を見せてくれたり…、私が出来る編み方を一緒に考えて
くれた。

私は、記憶を繰り寄せてみた。
『え~っと、こうして…、次はこうして…、思い出した…!』
「まだ編める…!、よかった!」

私は、毛糸と編み棒を紙袋に入れて、いつでも編めるようにした。
グループ活動の時も、ちょっと部屋にいる時も、アイツのことを待って
いる時も、とにかく私は、“マフラー”を編んでいた。

アイツには内緒にしていたかったが、迫り来るバレンタイン…、
“一緒にいる時には編まない”なんて余裕はなかった。

-“恋と小さな嘘”2へ続く-











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