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小説 ほな、また3.幸せと戸惑い2

3.幸せと戸惑い2

冬休み、アイツと2人で映画を観に行こうということになった。
私もアイツも冬休みの外泊中で、自宅で過ごしていた。

私達は、それぞれの自宅で電話で話した。
「クリスマスも近いしなぁ」
「“サンタクロース”か“バッグトゥザフィーチャー”が観たいなぁ、
でも…、どっちも人気やし…、いっぱいやし…、車椅子、
入れてもらえへんかなぁ…?」
「さぁ…、どっちか入れるやろう…!」
「うん!、そうやな!、ちょっと待たなあかんかもやけどな」
「暇やったら、ゲームセンター行ったらええやん」
「ゲームセンター…?、入れてもらえるかなぁ…?」
「何で…?、大丈夫やろ」
アイツは、何でもないことのように言った。
“クリスマスの映画”と“ゲームセンター”アイツと2人で…!
私は、ワクワクのクリスマス気分で幸せを感じていた。

「映画観に行って来る」
「えっ…?、誰と…?」
「○○○○と」
「そう、行って来たら」
少しドキドキしながら言った私に、母親は、こともなげに応えた。

私は、すっかりアイツに恋をしていた。
そして…、私は、アイツの気持ちも気になるようになっていた。

-“幸せと戸惑い”3へ続く-















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