『お姉ちゃん』
(これは物語です)
赤ちゃんが生まれました。
ちびちゃんたち双子の姉妹の下にもう一人女の子が生まれました。
「妹、かわいかったね」
「うん!」
二人は、病院に赤ちゃんに会いに行ってきました。
二人は、生まれてきた妹に自分たちを何て呼ばせるか話し合っていました。
「何て呼ばせる…?、お姉ちゃん二人いるのにややこしいじゃん」
妹の言葉にちびちゃんが言いました。
「姉ちゃんの前にそれぞれの名前つけたら…?」
「えっ、ちびちゃんだったら、ちび姉ちゃん…?」
「うん…、でも、何か変かなぁ…?」
「うん、何か変だよ、ちび姉ちゃんなんて」
「そうだね…」
「うん、ちびちゃんはちびちゃんがいいよ」
「じゃあ、私、“ちびちゃん”でいいよ」
「じゃあ、私が“お姉ちゃん”ね」
「うん、いいよ」
二人の話し合いは終わりました。
ちびちゃんは“ちびちゃん”妹は“お姉ちゃん”今はまだ赤ちゃんの妹に
そう呼ばせることに二人で決めました。
-おわり-
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