(これは物語です)
『プレゼント交換』
ちびちゃんは、家族と離れて、ちびちゃんと同じように立って歩くこと
ができなかったりするお友達と学校の寄宿舎で暮らしていました
ちびちゃんと、妹は、双子です。
だから、誕生日も同じです。
「誕生日にプレゼント交換しよ」
ちびちゃんが寄宿舎で暮らすようになって間もない頃、ちびちゃんが
お家に帰っていた時、妹がちびちゃんに言いました。
「うん、やろ」
ちびちゃんが言って、誕生日のプレゼント交換が始まりました。
お互いにプレゼントを作って、誕生日に近い日で、ちびちゃんがお家に
帰っている時に交換しました。
「はい、これ、お誕生日おめでとう!」
「ありがとう!、私も、これ、お誕生日おめでとう!」
「ありがとう!、見てもいい…?」
「うん、いいよ!」
「あっ、この便せんかわいい!」
「この前、一緒に買ったやつやで」
「ああ、そうか!」
ちびちゃんは寄宿舎に帰って、もらったプレゼントを開けました。
かわいい便せんと妹が描いてくれた絵が入っていました。
『この絵、じょうずやなぁ…』
ちびちゃんは、嬉しくてニコニコしながら眺めました。
手紙も入っていました。
“お誕生日おめでとう!、いつまでも仲良くしようね”
ちびちゃんは嬉しくて、やっぱりニコニコ眺めていました。
-おわり-
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