「プロローグ~はじまり~」
それは突然の始まりでした。
その日
「こんにちは」
といつものようにお昼の支援に来てくれたヘルパーさんの手に茶封筒が
握られていました。
「これ、入ってました、ここに置いときますね」
とヘルパーさんが茶封筒をテーブルに置こうとした時、チラッと封筒の文字が
見えました。
『…予防センター』
「ん…?、えっ!」
何てことない茶封筒のつもりでいた私の心臓はその音がヘルパーさんにも
聞こえるのではないかと思うほどドキッとしました。
「封筒できた…、再検査や…」
そして、その瞬間から始まりました。
それまでいた何気ない日常からはみ出してしまったような、ずっと心臓の音が
聞こえそうな日々が…。
今、タイムリーに始まったところなので、このブログがどんなふうに
重ねられていくのか、どんな形で終わっていくのかわかりませんが、
私自身が落ち着いて経過を追える為にも日にちごとにその日のことを記して
いきたいと思います。
ー大腸がん検診2へ続く
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