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「私、再生…。」9

『さぁ!、インフォメーションに電話してみよう!』と思いましたが、
二次障害が出てから固定電話も自分では操作が出来なくなった私は、
回線を引いているのも無駄使いのように思えました。
そこで『携帯があればいいか!』とインターネット回線と共に電話回線の契約も
切っていました。なので、うちにはこのスマートフォンしか連絡手段はなく、
前回のように固定電話で説明を聞きながら、スマートフォンの操作をすると
言うことが不可能な状態でした。
『スマートフォンのスピーカーフォンで電話をしながら、他の操作が
できたかなぁ…』と少し不安になり、インフォメーションに電話をする前に
試してみることにしました。スピーカーから-時報-が流れている間に
スマートフォンの中のデータを開いたりしてみました。それでも電話は
切れることなく、-時報-はスピーカーから聞こえ続けていました。
『できるみたい!』私は安心してインフォメーションにダイヤルしました。
オペレーターさんに今の私のスマートフォンの状態を話し、バージョンアップ
を完了させたいこと、パソコンでの作業までは終えていることを説明しました。
するとオペレーターさんからは
「そこまで完了されているのなら、後はお客様のスマートフォンの中で
必要なファイルを開いて頂ければバージョンアップは完了でございます、
今からわたくしがご説明させて頂きますので、操作してみて頂けますか…?」
と言う言葉が返ってきました。
「わかりました、あの、私は手が不自由なので、ゆっくり説明して
もらえますか…?」
「はい、それでは、ゆっくりご説明させて頂きますね」
オペレーターさんは本当に一つ一つ丁寧にゆっくり教えてくれました。
ところが、説明してもらった通り操作を進めてもバージョンアップを完了
させるためのファイルを開くことはできませんでした。オペレーターさんも
親切に何度も繰り返し説明してくれましたが、どうしてもバージョンアップを
完了させることはできませんでした。
「これでできなければ、他にどえすればいいんですか…?」
「そうですね、バージョンアップの依頼をされて修理に出されましたら、
全て完了されて戻ってきますが…」
「えっ!!」
私はオペレーターさんの言葉に耳を疑いました。そして、今回、
このインフォメーションセンターに問い合わせをすることになるまでの経緯
を話しました。
「それで、修理ではバージョンアップはできないとも言われて…」
「そうでしたか、申し訳ありませんでした、それはショップの説明不足で
ございますね…、修理で依頼して頂けばできますから、お手数ですが
もう一度ショップで依頼なさってみて下さい、もし、また、できないと
言われることがございましたら、わたくしの名前でインフォメーションセンター
に電話してもらって下さい、こちらからご説明させて頂きますので…、
わたくし○○と申します」
「わかりました、とにかく、もう一度ショップに行ってみます、
ありがとうございました」
私は○○さんの丁寧で適格な対応に感謝の気持ちと力をもらい、
明るい気持ちでお礼を言い、電話を終えました。
数日後、まずショップに電話をしてみました。『いざ依頼に行き、断られて、
その時にインフォメーションセンターに電話してもらうよりも、
前もって確認しておき、もし断られたら、その時にインフォメーション
センターに電話してもらって、○○さんに説明してもらっておけば、
ショップでの手続きなどの時間を短くでき、ヘルパーさんの支援時間も
短縮になるのでは…』と考えました。
「スマートフォンのバージョンアップをお願いしたいのですが…、
修理でお願いできますか…?」
私はすごく緊張ぎみに聞きました。
「はい、修理を依頼して頂く際に、バージョンアップと依頼して頂ければ
可能でございます」
私は、このサラっとした応えに明らかに体の全部から力が抜けていくのを
感じました。
『えっ、どういうこと…?、この前のショップでの長い時間はなんだった
のでしょう…?、そのあとの悩んだりした時間は…?』
「あの~、私、この前そちらに行かせて頂いて、修理でのバージョンアップ
もお願いしたのですが、断られたのですが…?」
「そうでしたか、それは申し訳ありませんでした、こちらの説明不足で
ございました」
「はぁ…」
「とにかく、もう一度こちらに来て頂ければ、バージョンアップで修理に
出せて頂きますので…」
「わかりました、近いうちにそちらに行かせてもらいます」
私の心には何となくモヤモヤが残りましたが、もう何をどう言えばいいのか
判らなくなり、店員さんにそう告げて電話を切りました。

-「私、再生…。」10-へつづく




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