忍者ブログ

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新CM

最新記事

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

[359]  [358]  [357]  [356]  [355]  [354]  [353]  [352]  [351]  [350]  [349

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

小説 僕のいもうと3

『僕のいもうと』3

お兄ちゃんが声をかけてくれました。
「またみんなで体育館に行くんやけど、一緒に行くか…?」
「うん!、行く!」
体育館には,大きなトランポリンが置いてありました。
いつも私は、お兄ちゃんたちが高~く飛んでいるのを車椅子に座って
見ていました。
楽しい時間でしたが、この日、お兄ちゃんが言ってくれました。
「僕らと一緒にトランポリンしよか!」
「えっ…?」
「見てるだけより、もっと楽しいで!」
「うん!、やりたい!」
お兄ちゃんが抱っこして、私をトランポリンの真ん中に寝かせて
くれました。
「いいか…?、いくで!」
お兄ちゃんたちはそう言って、いつものように飛び始めました。
“ポーン、ポーン、ポーン”
私の体は、飛んでいるお兄ちゃんたちと一緒に弾みました。
私は、楽しくてケタケタ笑い出しました。
「大丈夫…?」
「うん!楽しい!」
「よーし、ほんなら、もっと高~くいくで!」
お兄ちゃんたちはもっと高~く飛びました。
“ポ~ン、ポ~ン、ポ~ン”
私の体ももっともっと高~く弾みました。
『うわ~、飛んでるみたい!』
私は、近づく天井に“不思議”を感じながら、さっきより激しく
ケタケタ笑っていました。

-僕のいもうと4へ続く-











PR


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne