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小説 僕のいもうと2

『僕のいもうと』2

私は、とにかくよく泣いていました。
「どうしたん…?、何かあったん…?」
「…、…、…」
「そうか~、ごはんまでみんなで散歩行こか!」
そんな時、お兄ちゃんは、いつものお姉ちゃんたちと一緒に近くのお寺まで
散歩に連れて行ってくれました。
お寺には売店があり、そこでみんなでお菓子を買って食べたり、お話したり
していると、泣いていたことなんて忘れてしまっていました。
「やっと笑ったな!」
笑顔になっている私を見て、お兄ちゃんは嬉しそうにそう言ってくれるのです。
「もう泣かんときや」
「ほんまや、せっかくかわいいねんから」
お兄ちゃんと、お姉ちゃんたちが私に、そんなことを言いながら、私の車椅子
を押して、寄宿舎に帰って行きます。

「あかん!、ごはん遅れる!」
「ほんまや!」
「ちょっと走るで!」
「うん!」
凄いスピードでお兄ちゃんが押し始めた私の車椅子を追いかけて走っている
お姉ちゃんたち、走る車椅子…、みんなの焦る気持ちをよそに、私はいつも
ワクワク楽しくなってきます。
『ジェットコースターみたい!』

-僕のいもうと3へ続く-









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