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小説 僕のいもうと4

『僕のいもうと』4

お兄ちゃんは、○○くんのことをとても可愛がっていました。
○○くんは、私のクラスメートで私と同じように体に障害を持っていました。
引っ込み思案の○○くんには、口癖がありました。
「僕あかんわ~」
○○くんは、言語にも障害があり、言葉を聞き取ることは難しいかったのですが、
この言葉だけはいつもはっきり聞き取れました。
「僕あかんわ~」
お兄ちゃんは、○○くんのその言葉にいつも優しく返していました。
「何言うてんの、そんなことないよ」
お兄ちゃんは、よく○○くんの車椅子を押していました。

お兄ちゃんは、ある日、私に提案してくれました。
「僕と手紙の交換しよか!」
「うん、したい!」
私は、凄く嬉しくてすぐに返事をしました。
「○○くんに手紙、預けるから、受け取ってな」
「うん!、わかった!」

手紙の交換が始まって、お兄ちゃんが○○くんの車椅子を押してきて、○○くんが
私に手紙を渡してくれました。
「はい、郵便でーす!」
その日から、何日かに一度○○くんが手紙を届けてくれました。お兄ちゃんは、
○○くんが私に手紙を渡しすのを楽しそうにサポートしてあげていました。
「僕あかんわ~」
「また言ってる、そんなことないよ、僕の郵便屋さんなんやから!」

私は、嬉しかったこと、嫌だったこと、お兄ちゃんたちと散歩に行って楽しかった
ことなんかを手紙に書いてお兄ちゃんに届けました。
お兄ちゃんからの手紙は、部屋の自分のスペースに可愛いレターラックをさげて、
大切にしていました。

-僕のいもうと5へ続く-














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