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小説 ほな、また1.出会いと変化5

1. 出会いと変化5

『○○〇〇くんってなあ…』
高等部に上がって数ヶ月経ち、ますますアイツにお熱の彼女…
お祭り騒ぎのテンションで話しかけてくる彼女にウンザリだった。
この“養護学校”には、小学部、中学部、高等部があった。
クラスは1学年に1クラスで、高等部を卒業するまでクラス
メートはずっと同じだった。
彼女は嫌いではなかったが得意ではなかった。
彼女は普通に歩けていた。
『この子障害あるん…?』彼女の最初の印象だった。
“疲れ過ぎたら、体が後ろにそってしまい歩けなくなる”私が
修学旅行や合宿などの時に知った彼女の障害だった。
その症状は、学校にいる時間帯には滅多に出ない。
だからだろうか…?、彼女は、教室の鏡の前で、振り付きで
アイドルの真似をしたり、黒板の高い所に文字を書いたり、
綺麗な文字の並んだ自分のノートを見せびらかしたり…、
“みんなと違うのよ”という空気を振り撒いていた。
だから…、彼女がアイツを気に入ったことにちょっと驚いた。
―“出会いと変化”終わり―











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