忍者ブログ

カレンダー

02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新CM

最新記事

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

[367]  [366]  [365]  [364]  [363]  [362]  [361]  [360]  [359]  [358]  [357

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

小説 ほな、また1.出会いと変化3

Aグループに入られた私の学校生活は変わった。
教科ごとの教室の移動もその一つ。
Bグループでは、先生が2台一緒に車椅子を押して、それぞれの教室を
何度も往復して移動していたが、Aグループでは、学生服を着た人達が
1台ずつ車椅子を押して移動するようになった。
高等部に上がって、Bグループの教室移動にもそんな光景は見られたが、
どちらかというとAグループに多く見られた。
Bグループの中学部まで一緒に勉強していた友達とすれ違うと、心が
ちょっと痛くなった。

『何で、私だけが…』そんな思いが強くなり、担任の先生にその理由を
聞いてみた。
「あなたは手術を受けたでしょう、だから、今は勉強よりも手術のあと
の訓練の方が必要で…、勉強がゆっくりなAグループに入ってもらったのよ」
先生の応えはこうだった。
確かに私は、足の手術を受けていた。
少しでも歩くことに近づくための手術だった。
だから、‟手術のあとの訓練の方が必要“というのは解る気はしたが、
何だかスッキリとは納得できなかった。
それ以上聞く気もなかったので納得しておくことにしたが、気持ちの痛さ
は消えなかった。

―‟出会いと変化“4へ続く―












PR


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne