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小さな羽根Ⅰ小さな羽根の天使7

(これは物語です)

『小さな羽根』

Ⅰ 小さな羽根の天使7

「ジュナはまだ、小さい魂、抱いてるのか…?」
「あの羽根じゃあね」
「あいつ、まだ子供なのか…?」
「しー!、もう私たちと同じ大人よ」

天使たちは、大人になった魂を抱いて“エデン”まで連れて行くようになりました。
子供の頃は、小さなままの魂を抱いて一生懸命飛べば、
魂を一つは“エデン”まで連れて行って帰ってくることができ、
仲間と同じ仕事ができていたジュナでしたが、
大人になり右の羽根が小さいまま体と左の羽根が大きくなって、
子供の頃よりもっと上手く飛ぶことが難しくなっていました。
大人になったジュナには、仲間と同じように大人になった魂を抱いて
飛ぶことは、とても困難なことでした。

神様は、考えて、ジュナに子供の頃のように小さな魂を“エデン”に
連れて行くことを許したのです。

「ジュナは、僕たちとは違うんだよ!」
「うん、ちょっと違うんだよ!」

『僕は、仲間と同じように仕事もできない…』

ジュナは、悩んでいました。


ー“Ⅰ小さな羽根の天使8”へ続くー






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