忍者ブログ

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新CM

最新記事

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

[139]  [138]  [137]  [136]  [135]  [134]  [133]  [132]  [131]  [128]  [124

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

小さな羽根Ⅰ 小さな羽根の天使2

(これは物語です)

Ⅰ 小さな羽根の天使2


「あっ、やっと帰ってきた、おっそいよな!」
「なんだよ!」
「また一つだけだよな…?、そんな羽根じゃあな」
「僕のこの羽根は大人になったら大きくなるんだ!」
「また、言ってるよ!」
「ほんとさっ、大人になったら僕だって早く飛べるようになるんだ!」

天使の仕事は、命を終えた全てのものにそのことを伝え、その魂を休ませるために“エデン”に連れて行くということでした。
その後の一つ一つの魂こと、いつまた“エデン”を旅立つのか、何に生まれるかは、神様が決めるのです。
命をまっとうしたものの魂を抱いて、“エデン”に連れて行くまでが天使の仕事なのです。
子供の天使は子供のままの魂を、大人になった天使は大人になった魂を連れて行くのです。
みんな一人で魂を迎えに行き、一人で静かにその魂を“エデン”まで連れて行くのです。

ジュナも仲間と同じ仕事をしていました。
右の羽根の小さなジュナは、うまくは飛べず、仲間のように早くも飛べません。
仲間よりもずいぶん遅く帰ってきても、一つの魂を“エデン”に連れて行くのが精一杯でした。
それでもジュナは、小さな魂を抱いて一生懸命に飛びました。


ー“Ⅰ小さな羽根の天使3”へ続くー







PR


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne