忍者ブログ

カレンダー

07 2019/08 09
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新CM

最新記事

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

[75]  [127]  [130]  [126]  [74]  [73]  [72]  [71]  [70]  [69]  [125

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ちびちゃんストーリー5

(これは物語です)

『パンダのおしり』

「また…、おしり…」
おとなになったちびちゃんは、ガラスの向こうのパンダにため息まじりに思いました。

ちびちゃんが初めてパンダを間近で見たのは、まだ幼い頃でした。
お父さんとお母さんに、妹たちとパンダのいる動物園に連れて行ってもらいました。
車椅子のちびちゃんは、よく見られるようにとロープの中のガラスのすぐ近くまで
入れてもらいました。ちびちゃんのいるところよりも離れたロープの外には、
たくさんの人が笑顔で歩いていました。ちびちゃんは何だかパンダと一緒に
みんなに見られてるみたいでした。
その時、パンダは、ちびちゃんにずっとおしりを向けていました。
「あ~あ、おしりしか見えなかったなぁ…」
ちびちゃんは、ちょっとガッカリでお家に帰りました。

それから、ちびちゃんはおとなになって、今度は友達とパンダのいる
動物園に行きました。幼い頃のようにガラスの近くまで入れてもらいました。
今度は同じ車椅子の友達と一緒に見ました。またまたパンダのおしりを…。
『どうして、いつもおしりなんだろう…?、どうして、前を向いてくれないんだろう…?』
ちびちゃんは、考えました。
「私が来る時、いつもおしり、なんやけど…」
一緒に見ていた車椅子の友達に言ってみました。
「たまたま違うか…」
友達は事も無げにサラリと応えてくれました。
「そうか…、パンダにとっては、正面とか関係ないもんな…」
「うん…、たまたまパンダはあっち向いてるだけやて…」
「そっか~、勝手にこっちが正面って思ってるだけやんなぁ…」
「そうやて、パンダは向きたい方向いてるだけやで…」
「そうやな、私が反対側から見たら顔見えるやろしなぁ…」
ちびちゃんは、の~びり動くパンダのおしりを見ながら友達とこんな話をしました。


-おわり-





PR


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne