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物語 少女の髪1

『少女の髪』1

幼い少女は、長い髪に憧れていました。

少女が今より幼いころは、お母さんが少女の長い髪をキレイに三つ編み
にするなど、おしゃれにしてくれていました。
だけど、お母さんと一緒じゃなくて施設で暮らすようになった少女の髪は、
男の子みたいに短く切られてしまいました。
少女は、車椅子で、誰かに介助してもらわなければ、着替えなど、日常の
殆どのことはできませんでした。
勿論、お風呂に入ることも髪を洗うことも、髪をとかすことも一人では
できませんでした。
施設には、少女みたいに車椅子や、まつばづえの子供がたくさんいて、
みんな施設の看護士さんに介助してもらいながら生活をしていました。
だから、一度に介助ができるように、みんな同じ短い髪でした。

少し大きくなった少女は、また家で暮らせることになりました。
お母さんは「この方がうっとうしくないでしょ!」と少し体も大きく
なった少女の髪を短く、キノコみたいにしてくれました。

もう少し大きくなった少女、今度は、少女みたいな子供の通う学校の寄宿舎
で暮らすことになりました。
小学生…、中学年…、自分でキレイに髪を手入れすることが難しかった
少女は、キノコみたいばかりではなかったけれど、短い髪のままでした。
高校生になった少女は、寄宿舎の先生に言ってみました。
「私、ポニーテールにしてみたいねん」先生は、「そうやな、もう高校生
やし、女の子やもんな」そう言ってくれました。
少女は、ポニーテールができるようになるまで髪を伸ばしました。
「うっとうしくない…?」そんなふうに言う先生もいましたが、少女は、
してみたかったポニーテールを楽しみました。
「せっかくだから、下ろしてもみたいなぁ…」だけど、少女がもっと
したい髪にするのは、難しいことでした。
寄宿舎から、家に帰省するうちに、「うっとうしいし、先生らに迷惑
かけるやろう…、この方がいいでしょう」お母さんの言葉で、卒業式
までには、少女の髪は短く戻っていました。

学校を卒業した少女は、今度は、自分で、家ではなく、介助してもらい
ながら暮らせる施設での暮らしを選びました。
ここでは、決まりはあるものの、学生さんや友達と外出することが
できたため、少女は髪を少し伸ばして、美容室に出かけて、色んな髪型
を楽しんでいました。
ただ、職員さんに髪を手入れしてもらうのは、暗黙の限界みたいなもの
があり、後は自分でできる範囲なら…、という感じでした。
だから美容室で、自分でカチューシャをつけるだけで可愛く見える髪型
とか、ピン止めを止めてもらうだけで大丈夫な髪型にしてもらって
いました。
入浴が終わると自分で、時間をかけてドライヤーをしていました。
でも、憧れている長い髪にするのはやっぱり難しいことでした。

-少女の髪2へ続く-










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