『彼女のひとり暮らし1』
彼女には生まれた時から体に障害があり、車椅子で生きています。
彼女は、ずっと長い間ひとり暮らしがしたいと思っていました。
18歳
彼女は、同じ障害のある友達と、“大学を廻ってお話をさせてもらい、
協力してくれる学生さんを募って、ボランティアで時間ごとの何人かの
交代制で、生活の介助に入ってもらう形でのひとり暮らし”について
よく話し合っていました。
実際にその形でひとり暮らしをしている先輩も知っていました。
彼女は“自由に暮らしたい”という思いで、養護学校(今の特別支援学校)
を卒業して長く暮らしていた寄宿舎を出る時「ひとり暮らしがしたい」と
両親と話し合いました。
だけど、彼女が考えている不安定な方法でのひとり暮らしを両親は
許してくれませんでした。
結局、この年の12月「クリスマスプレゼントに教えてあげて下さい」
と福祉事務所の方から連絡があり、学校を卒業後すぐに彼女は施設に
入所しました。
彼女は、ひとり暮らしを諦めてはいませんでした。
『いつかは、きっと…!』
彼女のストーリー番外編1
〝彼女のひとり暮らし2〟へつづく
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