7月16日、ピースフルリンクから近い場所にある「福祉専門学校」にお話に行かせてもらいました。
学校に着いて「ここでお話してもらいます」と部屋に案内していただいて「60人くらいの生徒が入ってきます」と言われ、びっくりしました。
しばらくすると、次々と本当にたくさんの生徒さんが入って来られました。そして、私の紹介をしていただいて、少しドキドキしながら話を始めました。
「私は家族に介護をうけながら、実家で暮らしていましたが、親も歳をとり、私自身の体も少しずつ動きにくくなってきて、実家でそのままの生活をしていくことが困難になつてきました。そこで、施設などに入所せず、地域でいままでのように私の生活をつくっていけるには…?と考えて、実家を出て一人暮らしを始めました。それから、半年ほどになりますが、私が生活していくには、朝、起きる時から出掛けるまで、家に帰ってきてから食事、就寝まで、すべてに介助が必要です。だから、今、私は時間ごとに多くのヘルパーさんにきていただいて生活しています。そんなふうに暮らしている仲間もたくさんいますが、必要な時間に入ってもらえるヘルパーさんが見つからない、外出時。手を貸してもらえるボランティアさんが見つからないなど、私もですが、困っている仲間がたくさんいます。こんなふうに暮らしている人たちもいるということを知ってもらい、少しずつでも、そんな人たちと接する機会を作っていただければと思います。そして、ボランティア活動やヘルパーさんの仕事に興味を持って下さる方が増えてくれたら嬉しいです。」
10分くらい話をさせてもらいましたが、私の話を熱心に聞いていただけてとても嬉しかったです。話が終わった後、学生さんがヘルパーさんの資格や仕事、ボランティア活動について色々な質問をしにきてくれて、そのこともとても嬉しかったです。
私自身の経験や思いから、たくさんの人たちに私たちの生活のこと知ってもらい、みんなが地域の中で自分らしい生活をしていけるようになればと思います。
今回、このようなお話をさせてもらう機会をいただき、私たち自身の言葉で伝えていく大切さを改めて感じました。
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