(これは物語です)
次の日、飼い主さんが“うみと”に言いました。
「お兄ちゃんに“さよなら”してあげて…」
飼い主さんは、何だか泣いてるみたいでした。
しばらくして、“お兄ちゃん”はいつもの茶色い箱とは違う箱に入れられて、
飼い主さんとは違う人に何処かに連れて行かれました。
『どこ行くの…?』
“うみと”は不思議そうに首をかしげて、玄関を見ていました。
“お兄ちゃん”は、いつまで待っても帰ってきませんでした。
『お兄ちゃん、早く帰って来ないかなあ…』
“うみと”は、いつものお留守番の時のように“お兄ちゃん”を待っていました。
ー“ねこ6”へ続くー
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