忍者ブログ

カレンダー

07 2019/08 09
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新CM

最新記事

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

[96]  [95]  [94]  [93]  [92]  [91]  [90]  [89]  [88]  [87]  [86

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

『大好き』17

(これは物語です)

「2.こすもす」

ー7.ありがとうー

あたしは、きっと、知っていたの
「おはよう」
ぼくちゃんの元気な声には、もう、ゆらゆら応えてあげられないこと
あたしの命は、土の中から出たら、消えてしまうこと
あたしの力は少しずつ消えていってるの…
風は、静かに止まったの…

風は、少しずつ冷たくなってきているの
短いあたしの季節は、命は、終わりに近づいているの
だから、あたし、ぼくちゃんのそばにいきたかったの

ぼくちゃんは、命が消えていくあたしとずっとずっといてくれたの
あたしは、その力が消えていくまでぼくちゃんに伝えたの
〈ありがとう…〉あたしを見つけてくれて
〈ありがとう…〉あたしとお話してくれて
〈ありがとう…〉淋しさ教えてくれて
〈ありがとう…〉やさしさくれて

「ここならきみはひとりぼっちじゃないね」
あたしは、ぼくちゃんの声と、原っぱいっぱいのお花を感じたの
このお花は、きっと…、あたしと同じ“こすもす”でしょう…

あたしは、消えていく命を感じながら
〈またね〉
ぼくちゃんに、小さく、呟いたの
ぼくちゃん…、ありがとう…

少し冷たくなってきた風が、またやさしく吹いていたの…


ー“大好き18”へ続くー







PR


忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne