『彼女のひとり暮らし7』
彼女には生まれた時から体に障害があり、車椅子で生きています。
彼女は、ずっと長い間ひとり暮らしがしたいと思っていました。
40歳
彼女は、家族に助けてもらうことが多くなっていきました。
「これからどうしょうと思ってる…?」
母親から聞かれることが多くなりました。
彼女は、一人でポータブルでトイレができなくなってから様々な方法を
試しましたがうまくいきません。
彼女は、リハビリに通い始めました。
これをきっかけに介助をしてくれるヘルパーさんに家にきてもらうことが
できるようになりました。
日に一度は家の中での介助にも入ってもらえたのですが、それ以上は家族
が許してくれませんでした。
『これでは、もう、施設に入って終わりやなぁ…』
彼女は自分を生きていくために、既にひとり暮らしをしている友達に相談
して、障害がある人の自立をサポートしてくれる事業所に駆け込みました。
『今じぁないとできなくなる、これで最後だ!』
彼女の体には、家族ともめている時間はありません。
事業所に手伝ってもらって計画を固めてから家族には伝えることにしました。
彼女にとって、ひとり暮らしへの革命でした。
もう、いつかなどと言っていられません。
彼女のストーリー番外編1
〝彼女のひとり暮らし8〟へつづく
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