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ショートストーリー23その時は聞いてみよう!

『その時は聞いてみよう!』

青空が見える
体がどんどん青空に近づいて行く
何か強い力で体が上へ上へと…
どんどんどんどん引っ張られて行く

体の周りが全て青になった
青空の中に入ったのだろうか…?
それでもまだ体は上へ上へと…
どんどん引っ張られて行く

もう青しか見えなくなった
体を引っ張るその力がだんだんゆる~く
だんだんだんだん優しくなってきた
何だかふわふわふわふわ気持ちよ~く
心地よ~くなってきた
それでも体はまだ上へ上へと上がっていく

「このまま上へと上がったらどこに辿り着くのだろだろう・・・?」
ボンヤリする頭にそんな言葉が浮かんだ

優しく微笑んでいる何かが見えた
「何…?、神様…?」
ボンヤリする頭にまたそんな言葉が浮かんだ
見えた何かはこちらを見てゆっくり頷きながら微笑んだ

体を白い光が包んだ
力強く猛烈なスピードで体が下へと引っ張られた
白い光が消えていくのを感じられた
同時に懐かしい感触が体を受け止めた
何となく懐かしい匂いが嗅覚を刺激した
だんだん意識がはっきりしてきた

ゆっくりと眼を開けた
体はいつもの部屋のベットの上に寝ていた
「夢か…?」
強い力で上へ上へと引っ張られる時の感覚と
上へ上へとゆっくり上がっている時の感覚と
猛烈なスピードで白い光に上へ引っ張られる感覚と
全てがこの体に残ったままだった

「あのままずっと上へ上へと上ったらどこに辿り着いた…?」
いつかまたあの優しい微笑みに出逢うことができたら
その時は聞いてみよう!


-おわり-









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ショートストーリー22ぼくのお願い

ショートストーリー22


『ぼくのお願い』

うさぎのましろには足がありません。
だから、いつも地面にコロンと転がります。
「きっと神様が忘れたんだ」
小さいましろはそう思っていました。
「ぼくも地面に足をつけてピョンピョン歩いてみたいなぁ…」
小さいましろは、毎日毎日神様にお願いしました。
「ぼくにも他の子と同じ足を下さい」

ましろは、少しずつ大きくなっていきました。
毎日コロンと地面を転がり草や土の匂いに包まれて、コロコロコロコロ地面を
転がって過ごしていました。
大きくなったましろもやっぱり毎日神様にお願いしました。
「ぼくにも足を下さい」

いつものように草と土の匂いに包まれて目を覚ましたましろは『何か変』と
思いました。
起き上がってみると、お尻に伝わってくる草や土の感触が何かおかしいのです。
「あれ~、お尻が…」
ましろは、しばらくお尻のところをじっと見ていました。
「えっ、足がある!」
ましろは、地面を歩いてみました。
少しずつ足を前に出し、ピョン…、ピョン…、歩いてみました。
「凄い!歩いてる!」
ましろは、神様にお礼を言いました。
「神様、ぼくの願いを叶えて下さってありがとうございます」

ましろは、ピョン…、…ピョン、中々上手く歩けません。
ましろは、ピョン…、…ピョン、歩いてる時にふと思いました。
「何だか、コロコロ地面を転がってたころの方が早く動けたなぁ…、何だか、
足がないころの方がお尻にもっと草や土が当たって気持ち良かったなぁ…」
生まれてからずっと足がなくて、歩くことのなかったましろには、
足を一歩ずつ前に出したり、歩く時に必要なこつをつかむのは、大変なことでした。
それに足があったら、前のように上手くコロコロできませんでした。
ましろは、コロコロ転がって行きたい所にすぐ行けたり、お尻にもっと草や土を
感じて過ごしていたころの方が幸せだったと感じました。
ましろは、また神様にお願いしました。
「神様、せっかくお願い叶えて下さったのにごめんなさい、ぼく、やっぱり足は
いりません、ぼくをもとに戻して下さい、お願いします」

神様は、優しくニッコリ微笑んで、ましろのお願いを今度はすぐに叶えて
下さいました。
ましろの足はまたなくなりました。
ましろは、また、コロコロ転がって、お尻に草や土を思い切り感じながら
過ごせるようになりました。


-おわり-
















詩 きっと大丈夫!

詩『きっと大丈夫!』

ずっと二人で歩いて行こうね
大丈夫いつでも私がそばにいるから
あなたと私の二人ならきっと大丈夫

もしもあなたの左の足が疲れたら
私の左の足の力でふんばるから
もしもあなたの右の足が疲れたら
私の右の足で「う~ん!」って助けるから

もしもどちらかが先に神様のお側に呼ばれても
大丈夫きっとお互いを見つけ出すことができるから
そしたらまたお話しようね会えなかった時間の二人のこと

ずっと二人で歩いて行こうね
大丈夫いつでも私がそばにいるから
あなたと私の二人ならきっと大丈夫












詩 宝もん

詩『宝もん』

大好きなあなたの笑顔に「ありがとう」
素敵な贈り物を下さった神様に「ありがとう」

「お前は俺の宝もんや!」
大好きな笑顔で言ってくれるあなたに「ありがとう」

私を見つけてくれたあなたの奇跡に「ありがとう」
いつまでもいつまでもあなたは私の宝もんです














詩 いつか…。

詩『いつか…。』

いつか彼のその姿を見ることができなくなっても
いつか彼のその声をきくことができなくなっても
いつか彼に話しかけることすらできなくなっても
いつかこの命が神様のもとに召されても

彼のことはその笑顔と共に覚えているでしょう
彼の幸せを神様に願い続けるでしょう
彼がずっと笑顔で居られることを神様に願うでしょう

いつか彼のその姿を見ることができなくなっても
いつか彼のその声をきくことができなくなっても
いつか彼に話しかけることすらできなくなっても
いつかこの命が神様のもとに召されても















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