忍者ブログ

カレンダー

06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

リンク

カテゴリー

フリーエリア

最新CM

最新記事

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

バーコード

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

[75]  [76]  [77]  [78]  [79]  [80]  [81]  [82]  [83

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「私、再生…。」5

携帯メールアドレスを使えるソフトを設定してもらう為に携帯のバージョンを
上げることを自宅のパソコンを使って手伝ってもらうことを知り合いに
お願いできたのは、ショップに行ってから数週間後のことでした。
ところが、説明書を見ながらやってもらっていたからなのか、
思っていたより行程が多かったからなのか、そのときは時間が足りません
でした。こちらからお願いしたのであまり無理も言えずそのときは諦めました。
その後、お願いできたのは、他の知り合いでそれからまた数日後のことでした。
今度は説明書を見てではなく、インフォメーションに電話をして作業して
もらえるように頼みました。
「そうやな、そしたらスムーズかもな」
ということで、自宅の固定電話からインフォメーションに電話をかけて、
手順、説明を聞きながら、パソコン・携帯で行程を進めてくれて、
お陰で今回はバージョンを上げることができました。
バージョンを上げる作業が終了した後
「以上でよろしかったでしょうか…?」
とオペレーターさんがこれで用件は終了ですよね…?という雰囲気で
聞かれたとき、私は、これまでのこと訴えてみようと思いました。
今回のスマートフォンの購入の経緯からこれまでの経過やショップの対応等を
話しました。
「この機種が不自由な私の手でも使えると思い購入したのですが…、
もう一つの理由はこの機種で携帯メールアドレスが使えるようになると
ショップの店員さんが言ってくれたからなんですよ」
オペレーターからは
「そうですか、ありがとうございます」
丁寧な言葉が返ってきました。
更に私は
「なのに…、そのメールソフトが使えるようになった日にショップに行くと、
この携帯のバージョンを上げなければそのメールソフトを使うことはできない
と言われました、そして、そのメールソフトの設定はショップでできますが、
その前のバージョンを上げる作業はお客様のパソコンを使ってお客様自身で
して頂かないとショップではできませんと言われたんです」
すかさずオペレーターさんからは
「そうでございましたか、申し訳ございませんでした」
丁寧な言葉で返ってきました。私は言葉を続けました。
「そのソフトが使えますと言って販売した以上は、使えるようになるまでの
全ての行程をショップなどでして頂けるべきだと思うのですが…」
「ええ…」
オペレーターさんは何となく、あいづち(?)を入れてくれました。
私は更に言葉を続けてしまいました。
「パソコンがある人やパソコンが使える人は困らないのかもしれませんが、
パソコンがない人や私のようにパソコンを使うことができない人は
とても困るんですよ、今回のように手伝ってくれる人がいつもいてくれるとは
限りませんし…、バージョンを上げる作業がショップでもどこでもできない、
して頂けないということは、そういう人達には、そのソフトは使えないという
ことになってしまいませんか…?」
私の問いかけにオペレーターさんは
「誠におっしゃる通りでございます、今後はそういった点にも配慮していける
ように検討してまいります。そのようなご意見を頂きましたことは本部の方
にも伝えさせて頂きます、申し訳ございませんでした」
とまたまた丁寧に応えてくれました。
私は、オペレーターさんのこの言葉が『言葉』だけに終わらないことを
心から願いつつ
「ありがとうございました、よろしくお願いします」
と電話を切りました。
その日から数日後、再びショップへ行き、やっと携帯メールアドレスが
私のスマートフォンで使えるように設定してもらうことができました。
スマートフォンを購入して3ヶ月ほど経っていました。

パソコンメールだった間メールが届かなかった友達にもアドレス変更メールを
送ることもできました。
私、再生…。にまた何歩か近づけた気がして嬉しい日でした。
その後は、メール・電話・インターネット…、Excel・wordとスマートフォン
ライフを快適に過ごしていました。

-「私、再生…。」6へつづく-





PR

「私、再生…。」4

その後、インターネットに繋いでゲーム等もできるようになっていました。
携帯メールアドレスが使えるようになると聞いていた日がやっと
やってきました。
私はすぐに携帯を購入したショップに行き、店員さんにこれまでの経緯を
説明して、携帯メールアドレスが使えるように設定をお願いしたところ、
「そのメールソフトをお客様のお持ちの携帯で使うには、この携帯の
バージョンを上げる必要があります」
と言われました。
そこで
「お店ですぐにできますか…?」
と聞いてみました。
するとその店員さんは
「パソコンに携帯を繋いだりしなければできないのですが…、
お店にあるパソコンでそれを行うことはできません…」
と応えられました。私はちょっとびっくりしてしまい
「えっ、…、私は、手が不自由でパソコンを使うのが難しいのですが…、
何とかお願いできませんか…?」
と更にお願いしてみましたが、返ってきた応えは
「お店のパソコンではできないので…、申し訳ありませんが…」
でした。
「この機種だったら、携帯メールアドレスが使えるようになると
言われてこの携帯を購入させてもらったのに…、そんなことがあるのなら、
購入する前にちゃんと説明が必要だったのではないですか…!?」
と思わず声が大きくなってしまいましたが店員さんの応えは
「申し訳ありません…」
でした。
「でもバージョンが上げられなければ、携帯メールソフトは
使えないんですよね…?」
もう一度確認してみた私に店員さんの言葉はやっぱり
「はい…、申し訳ありませんが…」
でした。
「そのソフトを使いたいのに、パソコンの使えない私はどうしたら
いいんでしょう…?」
一時間ほどそんなやり取りをして疲れきって言ってしまった私の言葉に
返ってきた店員さん応えは、その日何度も聞いた
「申し訳ありません…」
でした。
「バージョンが上げられれば携帯メールアドレスが使えるように設定はして
もらえるんですか…?」
私がバージョンをショップで上げてもらうことを諦めたこの質問には
「はい!、それはさせて頂きます!」
とても元気に応えて頂けました。
「どうしようかなぁ…?」
携帯メールアドレスが使えることを心待ちにしていた私は、何とか誰かに
バージョンを上げるのを手伝ってもらえないかと考えを巡らせながら、
結局パソコンメールアドレスしか使えないままの携帯を持って
ショップを出ることになりました。
-「私、再生…。」5へつづく-




「私、再生…。」3

自宅に帰り、購入した携帯が自分で操作できるか試しました。

本当は、ショップで試してから購入したかったのですが、
ショップでは私の握りやすいペンを使って試すことは断られてしまい、
想像や指、爪などのそこで出来る限りで試して購入するしかありませんでした。

最初は食卓に携帯を置いてペンで操作してみようとしましたが、
体と携帯の距離が遠過ぎて上手くいきませんでした。

次に腕の上に携帯を置いて、利き手の方でペンを持ってやってみました。
今度はペンタッチ操作はうまくできました。

ところが操作しているうちに携帯が動いて落ちてしまい、
ペンも落としてしまいました。

ペンを落としてしまったら自分で拾うことができず、
誰かが来てくれるまでストップしてしまいます。
何かあってもその状態では結局どうすることもできなくなります。

携帯が動かずペンも落ちないようにするにはどうしたらいいか
色々なことを試しながら考えました。

そして、辿り着いた方法が携帯の後ろにマジックテープで止められるバンドを
付けて腕時計のような形で腕に固定し、ペンを携帯用のストラップに付けて
首にかけるという方法でした。
これで携帯は腕に固定され、ペンを落としてしまうこともなくなりました。

電話はスピーカーフォンで自分で発信ができ、着信もとれるようになりました。
メールの受信・送信も勿論自分でできるようになり、
wordで文章を作成したりExcelで様々な表などを作成することも
できるようになりました。

また…、今度は大きく「私、再生…。」に向かって進めた…、そう思えていました。

そして、後は携帯メールアドレスが使えるようになれば、
友達と携帯で絵文字入りのメールもでき、私のアドレスがパソコンアドレスの為に
メールが送れなくなっている友達にも送れるようになるし…と、
携帯メールアドレスに変更できる日を心待ちにしていました。

-「私、再生…。」4へつづく-





「私、再生…。」2

何か自分で操作出来るものはないか…、ペンタッチのゲーム…、
「そうか!、ペンタッチのゲームが操作できるし、ペンタッチの携帯があれば何とかなるかもしれない!!」

私はもう一度携帯ショップに行き、今度はペンタッチで操作できる携帯を探しました。
そして見つけた携帯はw-indsphonでExcel、wordのソフトが入っているものでした。
それは、パソコンでそれらのソフトの操作が困難になった私にとって魅力的なものでした。
「これだ!」と思い、すぐに購入することにしました。

ところがその携帯では、それまで使っていたメールソフトが今すぐには使えないということでした。
近いうちには使えるようになるものの、しばらくは携帯アドレスではなく、パソコンアドレスしか
使えなくなると言われて「パソコンアドレスを拒否してる人にはしばらく私のメールが届かなくなるなぁ…」
と少し考えてしまいました。

「でも、その携帯でなら今の私でも自分でメールが出来て電話も出来る…、自分で連絡が出来る…、
それに近いうちには携帯メールにもどせるし…」と結局その携帯を購入することに決めました。

その時、ほんの少し「私、再生…。」に近づけたような気がしたのですが…。


-「私、再生…。」3へつづく-








「私、再生…。」 ①

突然身体に現れた症状によって、それまで使っていた携帯電話・パソコンを使う事が困難になり、このままでは自分でメールや電話を使って外部と連絡をとることもパソコンで文章を作成したりすることもできなくなってしまうと思い、それまでよりも手が使いにくくなった私でも使える携帯電話やパソコンはないか探しました。

これなら使えるのではないかと、それまで使っていたパソコンに外付けできる小さなキーボードを買ってみたり、後ろに消しゴムが付いている鉛筆を買ってそれでキーボードを叩くようにしてみたりと色々やってみましたが、中々「これだ!」と思える方法が見つけられずに諦めかけていました。

携帯電話はどれもそれまで使っていたものとあまり変わらないタイプのものばかりのようで…。メールは口頭で誰かに伝えて作成してもらって、電話は誰かに持ってもらって助けてもらうしかないのかなぁ…とこちらもまた諦めかけていました。

そんなある日、テレビのCMでタッチパネルの携帯を見ました。
「これなら使えるかも!」やっと「これだ!」と思えるものに出逢えたと思い、すぐに携帯ショップに行き購入しました。
ところが、それは、指タッチ式で人の熱を感知して反応するものだった為、指のハラをパネル平行につけなければなりませんでした。これが私には中々難しく、殆ど爪があたってしまい、私が操作するのはかなりの困難でした。
「ダメか…」とかなりショックでしたが、何とか自分でメール・電話のできる生活を取り戻したかった私は、何か方法はないかと考えました。

次回へつづく…














忍者ブログ [PR]

graphics by アンの小箱 * designed by Anne