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彼女のストーリー4こころ

(これは物語です)

『こころ』

彼女は、彼とケンカをしてしまいました。
と言っても言い合いになった訳ではありません。
彼は興奮している彼女を見つめながら、何も言わないで、彼女の話をじっと
聴いていました。
彼女が怒ることになった理由は、「片付けておいて」と彼女が彼に頼んだ物が
どこにあるのかわからなくなってしまっていたことでした。
大したことではありませんでした。
だけど、その時の彼女は冷静になることを忘れてしまっていました。

『何であんなに怒っちゃったんだろう…』
興奮が治まった彼女のこころには後悔が流れてきました。 
そして、彼女は、興奮と怒りに支配されて、暴力的になり、大好きな彼に怒りを
ぶつけてしまったあの時のこころを覗きました。
「自分で、すぐ確認できないからはがゆいの!、ちゃんとしてて!」
あの時、彼女が彼に吐いてしまった言葉を、混乱していた彼女のこころは、
『体の不自由な私のこと、もっとちゃんと見ててくれるのが当たり前でしょ!』
そう変換してしまいました。
彼を愛しているのに、自分が彼にそんな気持ちを持っていることに彼女は
悲しみを感じました。

やがて…、彼女のこころは彼女に教えてくれたのです。
あの時に彼女が彼に吐いてしまった言葉は、彼を攻めたりするためのものでは
なく、『彼を愛する気持ちがあるから、彼に自分のはがゆさをわかっていて
ほしい』そんな気持ちが隠れていたことを…。

彼は、あのケンカの後も変わらない笑顔を向けてくれます。
『ありがとう…』
彼女のこころは幸せでいっぱいです。
そして、『愛しているのに気持ちをぶつけてしまう、愛しているからわかって
ほしい…。』彼女はそんなこころにも揺れています。


-おわり-





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彼女のストーリー3この街

(これは物語です)

『この街』

彼女は、彼と一緒にいつものお店に買い物に来ました。

「あれ…?、工事してる」
「ほんとだ、改造かなぁ…?」
「扉の所に何か紙が張ってある、見に行こう」
「うん」

「えっ、“終了しました”だって、なくなっちゃうんだ…」
「そうみたいだね…」
「この服もこのカバンもここのお店で買ったよね」
「よく来てたからな」
「ここんとこ何か来てなかったら…、びっくりだね」
「うん、ちょっとびっくりだね」
「なくなっちゃうって何か淋しいなぁ…」
「うん、ちょっと淋しいね」

「来月から違うお店になってオープンするみたいだよ」
「うん…、な~んかこの街が変わっちゃうみたい…」
「お店が変わっても、この街はきっと、この街のままだよ」
「うん…、変わらないでほしいわね」
「僕らと同じだよ!、変わらないよ!」
「うん、きっと変わらないわよね」

「このお店がどんなお店になるのか楽しみだね!」
「うん、楽しみ!」
「また一緒に来よう!」
「うん、来ようね!」

彼女は、彼と一緒に工事中のお店を後にしました。


-おわり-











彼女のストーリー2青い色の夢

(これは物語です)

『青い色の夢』

彼女は夢を見ました。
夢は青い光に包まれていました。
その夢には、亡くなった友達や家族が出てきました。
みんな優しい笑顔で彼女に話かけてきてくれました。
彼女は何も不思議に思わずに話していました。

彼女は目を覚ましました。
彼女はベットの上にいて、いつもの天井を見つめています。
夢の中で誰とどんな話をしていたのか、どんな気持ちだったのか、
何も覚えてはいませんでした。

青い色とフワッと暖かで懐かしい気持ちだけを覚えていました。
瞳と頬のところには少し涙が残っていました。
泣いていたのでしょうか…?

あれから、あの夢が見たくて眠っても見ることはできません。
彼女は、もう一度あの青い色の夢が見たいと思っています。


-おわり-








彼女のストーリー1お家に帰ろう

(これは物語です)

『お家に帰ろう』

『お家に帰ろう』
そう思うと彼女はいつも、暖かくて優しい気持ちになります。
彼はいつも彼女のことを“ギュッ”と抱きしめてくれます。
「今日はどうだった…?」
「今日は何があった…?」
彼は彼女に聞いてくれます。
「今日はね、こんなことがあったよ」
「楽しかったよ」
彼女は彼にお話します。
「そうか~、よかったな!」
「うん」
彼女と彼は寄り添いながらお話します。

幸せな彼女は、時々心の奥にある悲しみに支配されてしまいます。
『いつか、この日々が終わりを迎えることは約束されている…』
『どれだけ彼を愛していても今以上は彼の中に入っていけない…』
そんな時、彼女は心で呟きます。
『お家に帰ろう…』
すると、彼の優しさや彼への愛しさがその心に溢れだします。
彼女の心は、また、優しくて幸せなお家に帰っていけるのです。
ケンカをしても迷っても、幸せの記憶を覚えていれば、いつでも幸せな
お家に帰れるのです。

彼女は、笑顔で呟きます。
『お家に帰ろう』


-おわり-







ショートストーリー12ゲーム

(これは物語です)

『ゲーム』

ここまで消えたのに、またゲームオーバー。
さっきから何度目…?
トータルだとあめ玉幾つぐらい消したのかなぁ…?

もう一度。
おっ、やった、あめ玉5つ揃って消せた。
おっ、ビックあめ玉だ!
そうか~、こうやってビックあめ玉になるのか~。
よし!、このビックあめ玉転がして…!
やった…!、大量得点!。
あ~あ、それでも、またゲームオバー…、え~!。

もう一度、今度こそ…!
貯めてたアイテム使ってみよ。
使い方よくわからないなぁ…、どうなるのかなぁ…?
おっ、アイテムが上を転がったあめ玉が全部消えてく
揃ってなくても消えてく、すご~い。
それでも、またまたゲームオバー、おしい…!

もう一度、もう一度、今度こそクリア…!
あめ玉5つ揃ってビックあめ玉だ~!
やったー!、またまた大量得点!
あめ玉もたくさん消えたよ~!
アイテムコロコロ転がして…!
またあめ玉動かして…!
やったー!、ビックあめ玉だ~!
やったー!、またまたあめ玉たくさん消えた~!

あっ!、とうとうクリア!
やったー!やったー!やったー!
『やったね』
クリア画面が祝福してくれてるよ!
やったー!、粘り勝ちだよね!

さぁ!、明日はまた次のレベルに進んでみよ
一歩一歩で、ちょっとは強くなったよね…?
また粘り勝ちでクリアしちゃおう…!
『やったね』見たいな~!


-おわり-



















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