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ショートストーリー7

(これは物語です)

『はなちゃんのかさ』

「あっ!、雨」
はなちゃんは大きな声で言いました。
「ママ、あのかささして行くね!」
「いいわよ」
はなちゃんは、かさをさして少し灰色の外に出ました。
ママに買ってもらったピンク色のかさ、はなちゃんはピンクのランドセルを
背負ってピンク色のかさをさして元気に歩いて行きました。

「はなちゃん、ピンクのかさランドセルと一緒でかわいいね!」
はなちゃんのお友達がはなちゃんに駆け寄ってきました。
ピンク色のかさは嬉しくて、思いっ切りピーンってしました。
「ありがとう…、だけどね、フリフリじゃないでしょ」
はなちゃんの思わぬ言葉にピンク色のかさはシューン…ってしてしまいました。
『はなちゃん、気に入ってくれてたんじゃなかったんだ…』

学校に着いて、ピンク色のかさは、他のかさたちと一緒にかさ立てに
立てられました。青、黒、黄色、赤…、色々な色のかさが立てられていました。
ピンク色のかさは、ずーっとずーっと立っていて、いつの間にか雨が
止んでいました。ピンク色のかさは、ちょっと心配になりました
『雨、止んじゃった…』

何度目かのチャイムが鳴って、たくさんの子供たちがワイワイ出て来ました。
ピンク色のかさは自分と同じ色のランドセルを、はなちゃんを探しました。
『あれ…?』
いつまで経ってもはなちゃんは見つけられませんでした。
『やっぱり…、気に入ってないから置いて帰っちゃったのかなぁ…?』
かさ立てのかさたちは、閉じられたまま一本ずつなくなっていきました。
やがて、オレンジ色の夕焼けは消え、真っ暗な夜になりました。
学校のかさ立てには、夜の色と同じ真っ黒のかさとピンク色のかさだけに
なってしまいまいました。『本当に置いて行かれちゃった…』

青い空の朝が来ました。昨日とは違って、子供たちは誰もかさ立てには
近づいてきませんでした。

「ゆいちゃん、あった!」
大きな声が聞こえてきました。
「よかったね!、学校にやっぱり忘れちゃってたんだね!」
「うん!」
「きのう、雨止んじゃったから忘れちゃったんだよ!」
「そうか~、おうちで探してもなかったからなくしちゃったかと思った」
「かわいいかさなのに、なくなっちゃたら悲しいもんね」
「うん、そうだよね」
『ちゃんと探してくれてたんだ!、かわいいかさだって!』
ピンク色のかさはとても嬉しくなって、かさたてに立ったまま
思いっ切りピーンとしました。
そして、ゆいちゃんとお話しながら、教室に向かうはなちゃんのに
小さく言いました。
『雨は降ってないけど、今日は一緒に帰ろうね!』

-おわり-







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