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『ねこ4』

(これは物語です)

飼い主さんが帰ってきました。
『お兄ちゃん、おかえりー』
“うみと”は、飼い主さんの足元に走って行きました。
飼い主さんに抱かれた“お兄ちゃん”は白いタオルに包まれていました…。
『あれ…?、どうしたの…?、お兄ちゃん』
“うみと”は白いタオル包まれたまま、床にそっと寝かされた“お兄ちゃん”に触ってみました。
『ねぇ、お兄ちゃん、遊ぼうよ』
“うみと”は、また、構えたり飛びついたりしてみました。
“お兄ちゃん”は、やっぱり、遊んではくれなかったのです。
「お兄ちゃん…、逝ってしまわはったよ…」
飼い主さんが優しく“うみと”に教えてくれましたが、“うみと”には解りませんでした…。
「今日は、一緒に寝てあげてな…」
飼い主さんは動かなくなった“お兄ちゃん”をベット寝かせました。
“うみと”は、“お兄ちゃん”の体をいつものように舐めていました。
そして、“お兄ちゃん”の体を包み込むようにして眠っていました。

その夜が、2匹が1つのベットで一緒に眠れた最後の夜でした…。


ー“ねこ5”へ続くー





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『ねこ3』

(これは物語です)

ある日、“やまと”が流しの下に寝転んで出て来なくなりました。
飼い主さんは、“やまと”のごはんを別のものにしたりしてみましたが、
“やまと”は、ちっとも出てきてくれません…。
『お兄ちゃん、どうしたの…?』
“うみと”は、“お兄ちゃん”の黒い体をつついたり、
おすもうしようって言うみたいに、構えたり飛びついたりしていましたが、
“お兄ちゃん”は遊んでくれませんでした。
夜もベットで一緒に寝てくれませんでした。
“うみと”は少し大きめのベットで1匹だけで寝ていました。

“お兄ちゃん”は、2匹が嫌いな茶色い箱に入れられて、飼い主さんに外に連れて行かれました。

“うみと”は、また、お留守番です。
『お兄ちゃん早く帰って来ないかなぁ…』


ー“ねこ4”へ続くー





『ねこ』2

(これは物語です)

2匹は、時々、茶色い小さな箱に入れられて飼い主さんに
1匹ずつ外に連れて行かれました。
お医者さんや美容院、着いた所で箱から出され、
痛いことや嫌なことをされるのです。
だから、2匹はこの茶色い箱が嫌いでした。

“うみと”は、嫌いな茶色い箱に入れられて、時々、
お医者さんに連れて行かれて、痛い注射をされます。
「病気になったら,嫌やろ…」
飼い主さんは、言ってくれるのですが、“うみと”には解りませんでした…。

“やまと”は、時々、美容院に連れて行かれたりしました。
お医者さんに注射にも連れて行かれましたが、“やまと”は、
よく、お腹が痛くなりました。
その度に飼い主さんは“やまと”を箱に入れて出掛けて行きました。

“うみと”は、お留守番です。


ー“ねこ3”へ続くー





『ねこ』1

(これは物語です)

2匹は同じ家で暮らしていました。
真っ黒の体に青い瞳の“やまと”と白い体に茶色と黒のブチの“うみと”です。
2匹は男の子です。
名前は飼い主さんがつけてくれました。

“うみと”がこの家にきた時には“やまと”がもう暮らしていました。
“うみと”は、専用のボトルからのお水の飲み方も、おしっこの場所も、
ベットの場所も“やまと”に教えてもらいました。
“やまと”は、やんちゃな“うみと”が自分のおちゃわんのごはんを食べていても、
何故か怒らずに優しい顔で見ていました。
“やまと”は、“うみと”にとって、いいお兄ちゃんだったのでしょう。

ベットは、飼い主さんが2つ置いてくれていたので“やまと”と“うみと”は
いつも1つのベットで重なりあって寝ていました。
飼い主さんは、少し大きめのベットを置いてくれました。

いつも体を舐めあったり、おすもうをしたりして遊んだり、
2匹で飼い主さんの見ていないうちに、飼い主さんのごはんのエビやシャケを
食べてしまったりもしました。怒られたって2匹は知らん顔…。


ー“ねこ2”へ続くー






『大好き』18

(これは物語です)

「3.こすもすとわんこ」

ー物語の終わりに…。ー

わんこは、こすもすと出逢って、命を知りました
わんこは、こすもすと出逢って、ありがとうを知りました
わんこは、こすもすと出逢って、大好きを知りました

こすもすは、わんこと出逢って、優しさを知りました
こすもすは、わんこと出逢って、淋しさ知りました
こすもすは、わんこと出逢って、大好きを知りました

わんこは、毎日、原っぱでいっぱいのこすもすとお話しました
わんこは、“あのこすもす”に、毎日、お話をしました

“あのこすもす”は、命を終えても、わんこを感じていました
季節が終わって、原っぱいっぱいのこすもすも命を終えました
わんこは、それでも、原っぱでお話していました

“こすもす”には、“わんこのお話、聞こえていることでしょう…
“あのこすもす”にもきっと…、ずっと…


ー“大好き”終わりー








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