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川柳集-さくら-1

今回は
桜をみていて感じたこと
桜への思い
桜みている風景やその様子
を川柳によんでみました。


川柳集-さくら-

春風に 目を覚ます君 花ひらく

やわらかな ピンク色した 君が好き

さくらみる 我みて微笑む 君がいて

遠くいる 懐かしの友へ 思いはせ

空にある 彩(いろ)に重なる 優し彩(いろ) 


川柳集-さくら-2へつつく




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しんきろう-小さな川柳集- 3

君がいて ここに居た我 おぼえてて

過ぎし日々 ガラスケースに 美しく

あこがれは いつまで経っても 星空に

未来にね 君との時間 残るかな

想い出に 眠り奪われ ねぼうして

懐かしさ 涙の味と よく似てる

笑うたび また現われる 君の影

流行(はやり)唄 ふと気がつけば 足跡に

切なくて 写真の中は セピア色

現在(いま)の月 夜が明ければ 蜃気楼


しんきろう-小さな川柳集- 終




しんきろう-小さな川柳集- 2

どんな意味? 愛してるって 誰のため?

音もなく 何処からくるの さよならは

あしあとが また一つ消え 夢のあと

またあした いつもの言葉 愛しき日

時を背に 崩れ落ちてく 君との時間

輝いて 永遠(とわ)の約束 出来ぬ日々

てのひらに 握ったぬくもり みじかくて

永遠(とわ)なんて 嘘つきだよって つぶやいて

桜ちる 伝えられずの 想い連れ

ここにいる 現在(いま)が昔に 変わってく


しんきろう-小さな川柳集- 3へつづく










しんきろう-小さな川柳集- 1

プロローグ

あなたの中にも
ーあの頃の時間(とき)が溢れてくれますように…。
現在(いま)は足跡なり
そしていつか
ー蜃気楼ーになってゆくのだから…。

ー蜃気楼ー
幻、陽炎の意味を持つ響き。

ー五七五ー
17文字の言葉たち。


過ぎし日に 恋は盲目 想い知る

忘れたよ 笑う数だけ キズ重ね


しんきろう-小さな川柳集- 2へつづく



「森」

「森を出るべきではなかった」
人はこの世に生をうける以前
母体に住むずっと以前
森に暮らしていた
そこでは人は
植物や動物と話し
互いに助け合い
力を与え合い
暮らしていた
人は憎しみや悲しみ
戦うことなどは
知る隙もなかった
愛することはあっても
求めることはなかった
求めるほど淋しくはなかった

彼はある時
森の外をのぞいてしまった
そこには森では見たことのない
様々な色合いがあった
彼はそれを美しいと想った
そこに行きたいと想った
彼は神に頼んだ
仲間を連れて森を出たいと
そしてそこに住みたいと
神は彼に言った
「森を出るべきではない」と
「一度森を出たら二度とは戻れない」と
それでも彼はきかなかった
「二度と森(ここ)には戻らない」と
彼は神に頼んだ
神は悲しい顔をして
「心を失くしてしまうだろう」
とつぶやいた
神は彼に森を出る為の
命というたった一つの
パスポートを与えた

彼は森を出た
彼の心には
くすんだ痛みと共に
苦しみや悲しみ憎しみが
入り込んできた
そして淋しさも
淋しい心を癒す為
求めることを知った
その為に
苦しみ悲しみ
憎しみさえも覚えてしまう
彼は混乱した
彼は戦う心を持った
あちらこちらで戦争という
殺し合いを始めた
そしてそれを
ゲームのように続けた
彼は気も狂うほど後悔した
心がかすんでしまったことを
「森を出るべきではなかった」と

神はこの様子を見て悲しみ
涙を流しつぶやいた
「彼の心は傷つきすぎて引き裂かれてしまう」
「いつか彼を森(ここ)へ戻さなければ…」と
神は命というたった一つのパスポートに
秘かに限りを付けた
パスポートの限りが来るまで
森の外で暮らすことができたら
パスポートと引き替えに森へ帰り
もう一度森(ここ)で暮らすを許そうと考えた

しかし神は想った
彼は森を出たから
悲しみや淋しさを覚えた
自分が悲しいからこそ
優しい心が深くなり
自分が淋しいからこそ
深く愛する心が産まれたのではないかと
しかし森を出なければ
戦いや憎しみの心を知らずにすんだ
彼はずっと平和でいられた
神は今もなお考え続けている






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